移住した料理人が自らイノシシを捌き精肉を行う。鮮度が高く美味しいお肉をお届けするために、捕獲したイノシシをすぐに解体・瞬間冷凍している。どんぐりなどを食べ、人間の手を加えずに育った野生ならではのお肉は、低脂肪高タンパクで栄養価が高くさっぱりしながらも濃厚な旨味が詰まっている。雲南では、有害鳥獣として年間1,700頭捕獲しているが、解体や廃棄には手間やお金がかかるため、イノシシを美味しく食べていただくことで地域の課題解決や発展につなげていきたい。

農と食を通じて、いのちを育むメーカー。農作物を作るかたわら「自立した農業」をしたいと酪農を始め、ヨーロッパでは主流であるパスチャライズ牛乳を、昭和53年に日本初として販売。自然の営みを大事にする有機農法から生まれた食品は、人にも環境にも安心であり自然の力を食する暮しには安らぎがある。四季が明確な日本では、野菜にもそれぞれ旬がありその野菜には体のバイオリズムを整える働きがある。自然と共に生きることが、木次の農業スピリット。

山ブドウ交配品種のブドウを栽培しスタート。その後、関連会社として有限会社奥出雲葡萄園を1990年に設立。1992年からワイン醸造を開始。1999年に現在の場所「食の杜」にワイナリーを移転して現在に至る。「自然と共生し地域と共存していく」ことをテーマとして、ブドウ栽培から醸造・販売までを一貫して手掛けており、ワイナリー内にレストランを併設し愛飲者や地域住民でブドウ収穫のイベントを毎年開催するなど、コミュニケーションが広がるような場所を目指している。

2023年1月、新しい年の始まりとともに産声をあげた試験醸造酒。異なる4種類の酵母を使ったお酒を、年明けから桜の花が咲く頃にかけて蔵出し。目指すのは、口にしたとき「うまい」と本能で感じてもらえるもの。落ち着いて味わえ、長く愛されるもの。時代の流れの中で求められる味は変わるが、その瞬間、直感的に感じる魅力が今の「うまい」の正解なのだと考えている。

日本でも数少ない開放型の鶏舎による平飼い放牧で育った鶏。こだわりの自然飼料に加え地元生産者からいただいた葉物野菜や酒粕、おからなど奥出雲地方の天然原料を与え、鶏にストレスを与えない環境で産んだ卵は、アミノ酸やビタミンEが一般鶏卵に比べて多く含まれており、他では味わえない奥行きと広がりのある深いコクのある味が特徴。

山陰地方初の薪窯で焼く天然酵母パンのお店。いい材料にこだわり美味しいパンを届ける。国産小麦を使うことで安心安全の品質を維持し、国内の生産者を応援するとともに、パンの本質を捉え、お客様に良い食べ物を提供すること。私たち職人が手作りでやるにあたって大事なことは永く愛される価値を創り、なおかつ後世の人も無理なく続けられる持続可能な仕事をすること。